先日、セブ島近くの島、ボホール島(Bohol)というところに遊びに行ってきたのですが、1日バイクで周った結果、日焼けがひどく上半身が真っ赤になってしまいました。
日本で日焼け止めを買うのを忘れていた私たちは、現地の薬局へ。
「SPF 100」ドーン!
日本では見ない数字に驚く。と同時にどれを選べば・・・?と困惑。
ということで、今回は海外で売っている日焼け止めを買う時にちゃんとみておくべき項目を紹介します。
SPFとPAの違い
日焼け止めを選ぶ際にみておきたい項目の中に「SPF」と「PA」というのがあります。
SPF(Sun Protection Factor)
SPFとは「Sun Protection Factor」の略で、UVB(肌を赤く焼く紫外線)を防ぐ効果があり
ます。肌を焼きたくない人は、このSPFの数値に注目しましょう。
SPFの数値が高いほど肌が焼けにくくなります。一般的には、SPF30以上であれば日常使いに十分とされています。1日中外にいる場合などは、日本だと最高値となるSPF50+を選ぶといいでしょう。
PA(Protection Grade of UVA)
PAとは「Protection Grade of UVA」の略で、UVA(肌の老化を進める紫外線)を防ぐ効果があります。紫外線によるシミ・シワ・たるみを防ぎたい人はこのPAに注目しましょう。
PAには、「PA+」から「PA++++」まであり、+が多いほど防御力が高いです。
海外の日焼け止めの選び方
SPFとPAの違いがわかったところで、続いて海外で日焼け止めを選ぶ際に注意しておきたいことをお話しします。
SPFの項目
日本では、SPFの最大値は、SPF50+(SPF50以上の効果があるが、数値は50超えで一律表記)となっています。
しかし、海外だとSPFの表記が50以上のものもたくさん置いてあります。
日本と海外では表記の基準が違ってきますので、なんとなく日本のものよりも強そうな感じがしてしまいますよね。
ただSPFが50+のものと100とでは、そこまで効果に大きな違いはないようです。野外レジャーなどに出かける場合でも50+もあれば十分です。
反対に強すぎるとお肌への負担にもなってしまうため、特にお顔に塗るものならそこまでSPFが高いものを選ばなくてもよさそうです。
PAの項目
シワやたるみの原因となるUVAを防ぐ効果のあるPAは、日本の日焼け止めでは「PA+」から「PA++++」まであります。
海外でもこのPAで表記されている場合は、「+」の数に注目すればOKです。
ただし、海外の日焼け止めにはこのPAという表記がないものも存在します。その場合、探して欲しい表記が3つあります。どれか1つでも書いてある場合は、PAと同じ効果があるので安心して購入できます。
・PPD(Persistent Pigment Darkening)
ヨーロッパや韓国の製品で使われる指標。PPD 16以上が日本のPA++++(最高レベル)に相当。
・Broad Spectrum(広域スペクトラム)
アメリカではPAの代わりに「Broad Spectrum」と表示され、UVAとUVBの両方を防ぐことを示す。
・星マーク(★★★★★)
イギリスの日焼け止めで見られるUVA対策指標。5つ星が最高レベル。
★結論
ということで、日焼け止めを買う時は、SPFとPAの2つの項目をチェックしましょう。
SPF(肌を焼きたくない人):30〜50でOK。
PA(シミ・シワ・たるみを防ぎたい人):+の数に注目。
*PAの表記がない場合は、「PPD」、「Broad Spectrum」、「星マーク」を探す。
日焼け止めって英語で何という?
海外で日焼け止めを買う時は以下の表記を探してみましょう。
Sunscreen(最も一般的)
Sunblock(強いUVカット効果を強調)
Sun protection(日焼け防止全般を指す)
UV protection(紫外線対策)
ちなみに、間違えて日焼けオイルを買わないように気をつけてください。
信じられない話なんですが、子供の頃、母親が間違って買ってきた日焼けオイルを知らずに使い続けた結果真っ黒になってしまったという夫の持ちネタがあります。よく日焼け止めの隣に置いてあるので、間違っても買わないように。
日焼けオイルには「Tanning」という言葉がよく使われています。気をつけましょう!
夫と私の日焼け止め論争
ところで、最初の話に戻ると、日焼け止めがなかった私たちは近くの薬局へ買いに出かけました。そこには、信じられないくらい強そうな日焼け止めが並んでいます。
数字が大きいほど効果がありそうに見えるというマーケティングに思いっきりのせられた夫は、「SPF100」と書いてある商品を選ぼうとしています。
一方私は、そんな100なんてみたことないし、お肌にも悪そうだからダメと反撃します。こちらも日本のマーケティングにやられています。
口論の末、結局中途半端なSPF60 PA++++を選びました。PAだけは死守したかった私。笑
とにかく自分に合った日焼け止めを海外でも買えるようにぜひこちらで紹介した項目をチェックしてみてください。
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