お腹が弱い私と東南アジアのトイレ事情

プチ移住
まえがき
最近読み終えた中で最高に面白かった本がある。それが、朝井リョウさんのゆとり三部作。ちなみにそれぞれのタイトルは、『時をかけるゆとり』、『風と共にゆとりぬ』、『そして誰もゆとらなくなった』。(タイトルからそそられる。笑)

この三部作は朝井リョウさんの実体験をもとにしたエッセイなのだが、激しく共感してしまったことがある。それが「お腹が弱い」にまつわるエピソード。

エッセイでは、「お腹が弱かった」がゆえに起こった数々の爆笑エピソードを紹介してくれているのだが、なぜだろうか、人ごとに思えない自分がいた。

もちろん、朝井さんのほどの強いエピソードを持っているわけではないのだけれど、海外生活の中で絶対にみなさん経験している(と勝手に思っている)腹痛に関わるエピソードを私も紹介したい。

と、言ってしまうと私の小話だけで終わってしまうと思われるかもしれないので、、このエピソードとともに「東南アジアのトイレ事情」についても触れています。そちらが気になる方はぜひ小話をスキップしてください。

タイで腹痛を初体験

初めての腹痛は、タイ。タイのチェンマイに短期留学をしていたことがあるのだが、2ヶ月目で痛すぎて病院に行くという経験をした。当時は学生だったこともあってなるべく屋台飯で出費を抑えようとしていて、1日300円とかで乗り切っていたことが原因だったのかもしれない。

↑ちなみに、当時は1バーツ30円ほど。30バーツの屋台飯(90円)で3食やりくりすれば1日300円で生活できた!

大抵の痛み(生理痛とか)は、最悪痛み止めでも飲んでやり過ごすのだが、この時は痛すぎて、通っていた学校のスタッフの方に病院に連れて行ってもらうことになった。

タイの外国人向け病院

この留学中、わたしを含め6人の日本人がいたのだが、そのうち3人はその病院に行くことになった。ちなみにわたし以外の2人は入院までしていた笑。(すごい確率で体調を崩す。)

ただ、びっくりしたのが病院がめっちゃきれいだったこと。タイは医療が進んでいて、わざわざビザをとって外国人が来るという話も聞いたことがあったが、私たちが行った病院も外国人を受け入れている私立の病院だった。お医者さんは英語で説明してくれたし、何なら日本語に通訳してくれる看護師さんまでいた。

診察後、エレベーターに案内されて、お医者さんが私のパスポートでボタンを押したのは気になったが(何年も前の話なのにそういうどうでもいいことは覚えている)、こんなに大きな病院で診てもらえるなんてと感動する私。

結局、大量の薬をもらい病院を後にした。

ちなみに入院した2人は個室を用意されていて、VIP対応。海外留学保険4000円でここまで受けられるとはとさらに感動。

海外旅行と腹痛は隣り合わせ

それ以降も、海外旅行に行くたびにお腹を壊してきた私。単純に食べてはいけないものを食べてしまっているのか、体に合っていないのか、もうわからない。辛いものを食べた次の日はトイレでわかるが・・・🔥(ファイアー!)

昔、父親がインドネシアでお腹を壊したらしい。その時、日本から持ってきた薬は全く効かなかったが(ちなみにラッパのマークのやつ)、現地の薬を飲んだら一発で治ったとのこと。

その逸話をずっと聞かされてきた私は、もちろん日本の薬も持っていくが、何かあったら現地で買うことにしている。(効いたことはないが。)

ちょっと、これから食事をされる方には申し訳ない話をするのだが、私の便意は突然、突発的にやってくる。腹痛も同様にいきなりやってくるのだ。

だから、食事中でも便意が来たらダッシュでトイレに駆け込まなくてはいけない。

食べ物をみただけでもアウトな時さえある。

ただそんなに都合よくどこでもトイレがあるとは限らない。特に海外は。

トイレがない地獄

海外だと長距離の移動が多くなる。東南アジアだと中長距離の移動はミニバンが多い。このミニバン、いつトイレ休憩があるかなんてわからない。自然を感じられるような山や川にいくならば、トイレットペーパーのあるきれいなトイレなんて期待できない。駅にトイレがないことだってある。

常にトイレがある、あるいはどこにトイレがあるか把握できる世界は、海外には用意されていない。

そんなだから、私はトイレをみると行きたくなってしまう。次、いつお目にかかれるかわからないからだ。

海外のトイレ事情

トイレを見つけても、まだ油断してはいけない。海外のトイレでよくあるパターンは、「お金を払う必要がある」、「トイレットペーパーがない」、「石鹸がない」、「流し方がわからない」だ。手ぶらでトイレに行くと大変なことになってしまう可能性がある。

そこで、海外トイレについてここで知ってもらおうと思う。知識さえあれば狼狽えることなく臨めるはずだから。ということで、まずは海外トイレに持っていくべきものから。

海外トイレで必須な物リスト

先ほど話したように、手ぶらでトイレに行くと大変なことになるため、私がいつも持参しているものをここでご紹介。

海外トイレ|必要なものリスト
・トイレットペーパーまたはティッシュ
・小銭
・石鹸
・アルコールスプレー
(・赤ちゃん用のおしりふき)

まず、トイレットペーパーがない場合があるため、トイレットペーパーまたはティッシュは必須。ティッシュは流せないタイプのトイレで使えます。

つづいて小銭。お金を払う必要がある場合があります。目の前にトイレがあるのに入れないという悲しい状況にならないためにも、小銭はトイレ用に取っておくことをおすすめします。

石鹸は、無印良品などで売っている紙石鹸などが便利です。

ごく稀に手洗い場がないところがあったりするので、アルコールスプレーを持っていくのもおすすめしておきます。


最後に、ウォシュレットをいつも使っている人には悲報ですが、ウォシュレットがないホテルもよくあるので、個人的にその場合は赤ちゃんのおしりふきを愛用させてもらっています。必要だと思った方はぜひ用意しましょう。

いろんな海外のトイレ

トイレに必要なものがわかったところで、続いては海外のいろんなタイプのトイレをご紹介します。やり方さえ分かれば怖くないはずです。

入門編|ハンドシャワータイプのトイレ

ボタンを押したらおしりを洗浄してくれる温水洗浄便座(自動)。これが日本の主流かと思いますが、東南アジアの主流は、「ハンドシャワー(手動)」。

ハンドシャワー(このシャワーを使ってお尻を洗浄します)

トイレの横にぴろっとくっついているこの「ハンドシャワー」を使ってお尻を洗浄します。特にタイは水圧がかなり強めです。いきなりお尻に当ててしまうと地獄を見るので、まずは勢いを確認しましょう。

中級編|トイレットペーパーが流せない

海外トイレの中には、トイレットペーパーを流してはいけないところもあります。このような案内を見かけたら、トイレットペーパーは、ゴミ箱に捨てるようにしましょう。

「何も流さないでください」という案内

このような案内を見かけたら、トイレットペーパーや、生理用ナプキン、その他のゴミはゴミ箱に入れるようにしましょう。

上級編|流すボタンがないタイプ

最後に流すボタンがないタイプのトイレについて。写真のトイレには流す用のボタンはついていますが、流れません。

ボタンで流せないタイプのトイレ

このようなトイレを利用する場合は、流すのにちょっとしたコツが必要になります。

このタイプのトイレには手おけと、水を貯めるバケツなどが用意されています。この手おけを使って水を一気に便器に水を流し入れてください。水圧で水が流れます。

義理の母親の家がこのタイプのトイレだったのですが、水圧が弱いとなかなか流れてくれませんでした。何度かすくって流すという作業をしなくてはいけない場合もあります。流れるまで根気よくいきましょう。

腹痛と共に

ということで、今回は、お腹が弱い私と東南アジアのトイレ事情についてでした。いつ爆発するかわからないこのお腹を抱えて、わたしは海外生活に臨んでいます。本当にこれは、海外にいく一番の妨げと言っていいでしょう。言語の壁ではなく、腹の壁。

ほとんど私の小話でしたが、東南アジアのトイレ事情について少しでも知ってもらえればうれしいです。

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