東南アジアを旅している国際カップルです。
今回はラオスの首都ビエンチャンからバンコクまで寝台列車を利用した時の様子をご紹介します。
私たちは、タイ滞在期間を延長するため、1週間ほどラオスに滞在しました。行きは夜行バス、帰りは寝台列車を利用しました。この記事では寝台列車についてお話しします。
夜行バスでの行き方が気になる方はこちらの記事を:
寝台列車のチケットの買い方
タイ国有鉄道(State Railway of Thailand)という会社が運行している寝台列車を利用します。
チケットは公式サイト、またはチケット販売サイトなどで事前に購入できます。なるべく早めに席をおさえておくことをおすすめします。私たちは1ヶ月前に予約しましたが、すでに私がおすすめする座席は埋まりつつありました。
今回は私が利用した公式サイトを使ってチケットを買う時の注意点を少し説明します。このサイトはちょっと重めなのと、予約をする際に会員登録が必要なのが難点ですが、気長にやってみてください。
では、購入の手順について、注意したい点のみに絞ってお話しします。
出発地と目的地
まずは、出発地、目的地、出発日、人数を選んで、検索(Search)を押します。

出発地(Origin):Vientiane(Khamsavath)
目的地(Destination):Krung Thep Aphiwat
「Khamsavath」というのが出発地の駅名です。目的地は、「Bangkok」では出てこないので注意です。「Krung Thep Aphiwat」という駅が今回の目的地となります。
検索結果はおそらく1つだけ出てくると思います。18:25発、翌朝の7:30着です。
座席の指定
座席タイプは3つ。
3rd Class, Fan Coach, Seating Coach(3等、扇風機付き、座席)
2nd Class, Air Coach, Sleeping Coach(2等、エアコン付き、寝台)←おすすめ
2nd Class, Air Coach, Seating Coach(2等、エアコン付き、座席)
一晩そこで過ごすことも考えて、やはり寝台タイプをおすすめします。ちなみにこの寝台タイプは上と下で選べるようになっており、お値段が若干違います。おすすめは窓が見えて、動きやすい下ですが人気のため早めに予約を取ることをおすすめします。
2等は個室ではないため、4人が向き合っている状態になります。ただし、カーテンがあるのでパーソナルスペースは保たれますのでご安心を。
座席のタイプを選んだら、会員登録をしていない方はここで登録を迫られるので、一度登録の手続きをしましょう。その後は、必要な情報を記入し、支払いを済ませればチケット購入成功です。
会員登録時に入力したメールアドレスにチケットが送られてくるので、保存しておくなりしてすぐに提示できるようにしておきましょう。

当日の動き
まず、電車の乗り場ですがビエンチャン中心地から20分ほど離れたところにあります。
Khamsavath stationという駅になります。

ビエンチャンにはもう一つ、Vientiane Railway Stationという中国ラオス鉄道が通る大きな駅があるので間違えないようにしてください。これから乗るのはタイ国有鉄道(State Railway of Thailand)のVientiane(Khamsavath)という駅から出発する電車です。
電車に乗る前の注意点
ここでは事前に知っておくと当日困らないという内容をまとめました。寝台列車の旅を楽しむためにもぜひ確認しておきましょう。
食事は済ませるか、駅に向かう前に調達すること
駅にはほとんど何もありませんので、気をつけてください。途中電車を降りる機会はありますが売店があるのみなのでちゃんとした食事はできないと思っていてください。

車内の電波はよくない
電波に関してはあまり期待しないほうがいいと思います。あらかじめ動画やKindleなどはダウンロードしておくことをおすすめします。
TDACの申請をすましておく
これは、タイデジタル到着カード(Thailand Digital Arrival Card)のことで、タイに入国する全ての人が申請する必要があります。私のようにタイを一度出国し、戻ってきた場合にも改めて申請が必要となります。
こちらはそこまで時間はかからないと思いますが、タイでの入国審査で焦らないためにも事前にやっておきましょう。
国境を越える時の注意点
ここからは陸路で注意したい出国と入国の手続きについてお話しします。今回は、ラオスで出国の手続き、タイで入国の手続きが必要となります。
ラオス出国の手続き
これは電車に乗る前にします。駅に着くとこっちだよっと案内されると思うので、それに従って窓口に並んでください。必要なものは、①パスポート、②入国時にもらった出入国カード、③出国手数料です。
パスポートを提示し、ラオス出国のスタンプを押してもらいます。出国手数料は20バーツでした。出入国カードも事前に書いておくといいですね。
手続きを済ませたら、乗車。後は、電車が出発するのを待つのみです。

タイ入国手続き
出発してすぐにタイラオス友好橋を渡り、タイ側に着きます。ここで入国審査をするために一度全ての荷物を持って電車を降ります。
乗客が全員降りると電車が行ってしまうのでちょっと不安になりましたが、後で戻ってくるので安心してください。同じ電車に乗ります。
他の人についていけば問題ないですが、「Passport Control」というところの列に並びます。入国手続きで必要なのはパスポートとタイデジタル到着カード(Thailand Digital Arrival Card)です。TDACは事前に申請が済んでいる場合は、提示を求められないこともあるようです。

入国審査が終わると、他の人が手続きを終えるまで待つことになります。私たちのときは1時間ほどかかりました。駅にはトイレや売店もあるので時間潰しに寄ってみるのもありです。
しばらくするとさっきまで乗っていた電車が戻ってくるので、乗車して待つことになります。ちなみに電車は「クルンテープ・アピワット(Krung Thep Aphiwat)」行きです。不安な人は放送案内をしっかり聞いて確かめてから乗車しましょう。
ということでここまでで必要な手続きは全て完了しました。後は、バンコクに着くのを待つのみです。

寝台列車で国境をまたぐイメージはつきましたでしょうか。
では、良い旅を。
コメント