タイ料理のおすすめとサバイバルタイ語

プチ移住

タイ料理といえば何を思い浮かべますか。「パッタイ」や「ガパオライス」、「カオマンガイ」なんかも有名ですよね。そして、タイ料理といえばやっぱり「辛い」イメージですよね。

タイ料理は、とても奥が深く本当にいろいろな料理があります。この記事では定番中の定番というわけではないですが、タイで見つけたら食べてほしい料理を紹介しています。

辛いのが苦手という方にも楽しんでもらえるよう、注文の仕方する時のコツも書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

タイ料理だけでなく、少しタイ語も学べるようなそんな内容になっています。

それでは、まずはおすすめのご飯ものから。

タイ風焼き飯 (Thai fried rice)

こちらはカオパットガイ (Khao pad Gai)。
タイ語:カオパット (khao pad) ข้าวผัด
辛さ:☆☆☆

東南アジアは、よくお米が食べられるのでどの地域にも必ず焼き飯と言っていいほどがあります。ちなみにマレーシアやインドネシアではナシゴレン(Nasi goreng)がそれに当てはまりますね。

タイの焼き飯の特徴は、鶏やえび、豚などの種類があり選べるところです。お店によってさまざまですが、個人的にはカニの焼き飯(Khao pad poo)が一番好きです。ちなみにPoo はタイ語でカニという意味で、注文する時はこのようにどの具材を入れてもらうかを伝えます。

カニの焼き飯→カオパットプー (Khao pad poo)
鶏肉の焼き飯→カオパットガイ (Khao pad Gai)
豚肉の焼き飯→カオパットムー(Khao pad Moo)
エビの焼き飯→カオパットクン(Khao pad kung)

タイの焼き飯は基本的には辛くありません。おそらく一番食べやすいタイ料理かと思われます。ぜひ他の東南アジアの焼き飯と味比べしてみてください。

タイオムレツ (Thai-style omelet)

具材はネギとソーセージがおすすめ。
タイ語:カオカイチャオ (Khao khai chiao) ข้าวไข่
辛さ:☆☆☆

白いご飯の上に多めの油で揚げた卵をのせた一品。屋台で見かけるものは、卵にネギやハム、ひき肉など自分のお好みで具材を選ぶことができます。とかした卵に具材や調味料を入れて混ぜ、油でジュワーっと揚げたら、白ごはんの上にのせて完成です。ここにスイートチリソースを合わせていただきます。このソースがまたクセになるおいしさです。こちらも辛くないタイ料理です。

タイ語で”ご飯”は?

先ほど紹介したカオパット(タイ風焼き飯)やカオカイチャオ(タイオムレツ)、のカオ(Khao)という言葉、これは日本語の”ご飯”に当たります。つまり、料理名にカオ(Khao)と書かれてあれば、それはご飯ものだということがなんとなくわかるということです。

他にも、タイでよく食べられるお米は、カオスワイ(Khao Suwai)やカオニャオ(Khao niew)というのがあります。カオスワイは白米、カオニャオは餅米を意味します。この2つもよく屋台に置いてあります。

トムヤムクンやカレーなどのスープ系にはカオスワイ、お肉料理にはカオニャオがよく合います。ぜひ一緒に食べてみましょう。

ごはん(rice):カオ(Khao) ข้าว
白米(white rice):カオスワイ (Khao Suwai)ข้าวสวย
餅米(sticky rice):カオニャオ(Khao niew) ข้าวเหนียว

トムヤムクン (tom yum kung)

タイ語:トムヤムクン (tom yum kung) ต้มยำกุ้ง
辛さ:★★★★★

トムヤムクンは、えびを使った辛くて酸っぱいスープです。有名なタイ料理の一つですが、ここでは名前の意味、そして辛さを調節するためのタイ語を紹介します。

トムヤムクンの名前の意味

タイの料理は、名前を見たらどんな料理か、何を使っているのかイメージできます。(全くわからないものも後で紹介しますが。)トムヤムクンは割とわかりやすい名前をしているのでその意味を紹介しましょう。

トム(tom) ต้ม :煮る、ゆでる
ヤム(yum) ยำ :和える、混ぜる
クン(kung) กุ้ง :エビ

トムヤム(tom yum)までが調理方法で、クン(kung)が具材だということがこれでわかります。実は、タイ料理にはトムヤムクン意外にも、この「トムヤム(tom yum)」という言葉がついている料理はいろいろあるんです。トムヤムヌードルやトムヤム焼飯(khao pad tom yum) など。ただ共通して言えることは、どれも辛いということ。トムヤムという言葉がついている料理は本当に辛いので、それだけは覚えておいてください。

辛さを調節するタイ語

辛いタイ料理の代表と言っていいトムヤムクン。でも食べてみたいという人も多いはず。そんなときは、「辛くない」という言い方をタイ語で知っておきましょう。個人的には、挨拶の「サワディーカー」やありがとうという意味の「コップンカー」の次に大事な言葉だと思っています。

辛さを調節するタイ語
辛さ控えめ (A little spicy):ぺッ・ニッノイ(pet nit noi)เผ็ดนิดหน่อย
辛くない (Not spicy) :マイ・ぺッ(mai ped) ไม่เผ็ด
唐辛子抜き (No chili):マイ・サイ・プリック(mai sai prik) ไม่ใส่พริก
めっちゃ辛く (Very spicy) :ペッ・マー(ped mak) เผ็ดมาก

最後は私の場合間違っても使うことはないのですが、もし辛さに自信がある人はぜひ言ってみてください。

よく辛さの基準がタイの人と日本人では違うからぺッ・ニッノイ(pet nit noi)は普通に辛いという話もあります。これも料理や作る人によって違うかなという印象です。マイ・ぺッ(mai ped) から始めてみて大丈夫そうだったらぺッ・ニッノイ(pet nit noi)、本当に唐辛子が無理だと思ったらマイ・サイ・プリック(mai sai prik) と言ってみましょう。

ボートヌードル (Boat noodles)

セン・レック(Sen lek)、豚肉、ぺッ・ニッノイ(pet nit noi)です。
タイ語:クイティアオルア(kuay teow ruea)ก๋วยเตี๋ยวเรือ
辛さ:★★☆

ここからは私の大好きな麺料理です。ちょっと赤黒いスープにライスヌードル、そしてお肉やお団子、お野菜がのったこちらのタイ料理はボートヌードルと呼ばれています。こちらは名前だけ聞いてもどんな料理か全くわからないですね。笑

ボートヌードルは、豚か牛の血が入ったスープです。ちょっとこれだけ聞くとギョッとしますが、血の味はしないですし、私個人的には食べやすいスープです。ただし、そのまま頼むと辛いので注意です。

注文する時は、クイティアオ(kuay teow)と呼ばれるライスヌードルの種類と、お肉の種類、豚か牛かを選びます。

ライスヌードル:クイティアオ(kuay teow)の種類
セン・ヤイ (Sen yai) เส้นใหญ่: 太麺
セン・レック(Sen lek) เส้นเล็ก: 細麺
セン・ミー (Sen mii) เส้นหมี่: 極細麺

個人的なおすすめは、「豚肉」、「センレック(Sen lek) =細麺」、「ぺッ・ニッノイ(pet nit noi)=辛さ控えめ」です。

クティアオ (kuay teow)

サクッと食べられるのもいいところ。
タイ語:クイティアオ (kuay teow) ก๋วยเตี๋ยว
辛さ:☆☆☆

続いては、このライスヌードルの最もシンプルな食べ方。基本的にクイティアオ(kuay teow)と注文するとクリアスープにこの麺が入って提供されます。トッピングにお肉や団子、お野菜が入っている点はさっきのボートヌードルと同じです。こちらも、麺の種類が選べます。お肉は、豚肉、牛肉、鶏肉のどれかですが、豚肉が多い印象です。

クセもなくあっさりしたスープ、ライスヌードルもサクッと食べられる量なので、お腹を壊した時でもこれなら食べられます。笑

こちらは、席のある屋台でよく見かけます。もちろん持ち帰ることもできます。

カオソーイ (khao soi)

鶏肉のカオソーイがおすすめ。
タイ語:カオソーイ(khao soi) ข้าวซอย
辛さ:★☆☆

カオパット (khao pad)の時の法則で考えると、こちらの料理にもカオ(khao)=米という言葉が入っているのでご飯ものかと思ってしまうかもしれませんが、カオソーイは麺料理です。

こちらは、タイ北部の代表的な料理で、特にチェンマイに行く予定の方はぜひ現地で食べていただきたいと思います。

ココナッツの効いたカレースープにバミー(エッグヌードル)が入っています。お肉は骨付きの鶏もも肉が使われていることが多いです。そこにトッピングでカリカリの麺をのせて提供されます。お好みで紫の玉ねぎや漬物をのせたり、ライムをしぼったりして楽しみます。

こちらは、辛いかと聞かれれば辛いのですが、ココナッツミルクのおかげでまろやかになっていて食べやすいです。お肉もお店によっては豚や牛も選べるようになっていますが、まずは鶏肉で食べてみてみるのがおすすめです。

タイ風グリルチキン (grilled chicken)

ガイヤーンも辛くないタイ料理の一つ。
タイ語:ガイヤーン(gai yang) ไก่ย่าง
辛さ:☆☆☆

ここから少し、お肉料理に移ります。ガイヤーン(gai yang)は日本語でいう「焼き鳥」です。ガイ(gai) は鶏、ヤーン(yang) は焼くという意味で、こちらも名前を見ると意味がわかるタイ料理ですね。

焼き鳥はどの国にもあるようなベーシックな料理かと思います。東南アジアだけをみても、フィリピンにはおいしいチキンのチェーン(ジョリビー)がありますし、イスラム教のインドネシアにはサテと呼ばれる串焼きがあります。

では、タイの何が特別かというと付け合わせのおかずとご飯かなと思います。よくこのガイヤーンは餅米のカオニャオ、そして後で紹介するパパイヤサラダのソムタムと一緒に食べられます。この3つが本当によく合います。ということで、ガイヤーンを食べる際はこの2つも忘れずに。

ナムトックムー (nam tok moo)

マイ・ぺッ(mai ped)のナムトックムー(nam tok moo)
タイ語:ナムトックムー(nam tok moo) น้ำตกหมู
辛さ:★★★

ムー(nam)は豚、ナムトック(nam tok)は滝という意味。名前だけではどんな料理か想像できませんね。こちらは豚肉にハーブや香辛料を加えた料理です。お肉料理というよりサラダに近いかもしれませんね。実は、このナムトック(nam tok)は、ボートヌードル(Boat noodles)と同様に豚の血が入っています。そのためか味が少し似ています。

この料理は、白米のカオスワイ (Khao Suwai)と一緒に食べるのがおすすめです。ちなみに辛いので辛さ控えめ=ぺッ・ニッノイ(pet nit noi)または、辛くない=マイ・ぺッ(mai ped) で注文するのがおすすめです。

タイ風春雨サラダ (Glass noodle salad)

この写真はモールで買ったものですが、屋台のものはもっとおいしいです。
タイ語:ヤムウンセン(Yum Woon Sen) ยำวุ้นเส้น
辛さ:★★★

春雨が入ったサラダ、ヤムウンセン(Yum Woon Sen)は、豚ひき肉、玉ねぎ、トマト、セロリ、パクチーなどをナンプラーや唐辛子などで和えた酸っぱくて辛いサラダです。

ヤム(yum) は、トムヤムクンのヤムと同じで「和える」という意味。ウンセン(Woon Sen)は、春雨です。名前からどんな料理か想像できますか。

ヤム(yum)ยำ :和える、混ぜる
ウンセン(Woon Sen)วุ้นเส้น :春雨

タイのサラダは基本的に辛いです。注文の際は気をつけましょう。

パパイヤサラダ (Thai Papaya Salad)

ガイヤーンにカオニアオ、そしてソムタムタイ。この組み合わせは最高。
タイ語:ソムタム(Som Tam) ส้มตำ
辛さ:★★★

タイのサラダといえばソムタムと言ってもいいくらい、どこにでもあります。注文してから作ってくれるのでちょっと待ちますが、作りたてをいただくことができます。(時間が経つとパパイヤのボリボリっとした食感がなくなってあまりおいしくないので、作りたてはありがたい。)

臼で唐辛子をすりつぶし、そこにパパイヤやトマト、きゅうりなどの野菜、ナンプラーなどで味付けをしピーナッツや小エビを加えて完成です。甘くて辛くて酸っぱい、そんなサラダです。餅米のカオニャオとの相性が抜群です

ちなみにソムタムの言葉の意味はこちら。

ソム(som) ส้ม: 酸っぱい。
タム(tam) ตำ: 叩く、突く

ソムタムは、種類があり、「ソムタム(Som Tam)」と注文してもどれだと聞かれてしまいます。最も一般的なのが「ソムタムタイ(Som Tam Thai)」です。注文する時は「タイ(Thai)」を忘れずにつけましょう。

ということでタイ料理のおすすめと料理にまつわるタイ語を少し紹介しました。気になるタイ料理はありましたか。

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