プチ移住準備|住民税・国保・年金は払う必要があるのか。

プチ移住

長期で海外に行く場合(1年以上)、住民税や国民健康保険などは払う必要があるのか。

移住前にどのような手続きが必要なのか。

こちらの記事では、そういった疑問にお答えしています。

移住前に必ず対応しておく必要がありますので、ぜひ最後まで確認してください。

私たち国際カップルについて🇯🇵🇺🇸
もともと日本に住んでいましたが、2025年から約1年間生活の拠点を海外に置くことにしました。主に東南アジアを周っています。2人ともフリーランスとして活動しており、お仕事もしながら海外生活を楽しむことにしております*。

私たちの場合は、住民税や国民健康保険は「払わない」という選択をとりました。一方で、国民年金については引き続き任意加入で払い続けることにしました*。

では、海外移住者にはどのような選択肢があって、どのような手続きが必要になるのか、具体的にみていきましょう。

*こちらの記事では、「国民健康保険」、「国民年金」に絞って話を進めています。会社勤めの方の加入している「社会保険」や「厚生年金」等については触れておりませんので、お気をつけください。

海外転出届

まず最初に確認する必要があるのが、住民票を抜く必要があるかどうか。基本的に長期間(1年以上)海外にいる場合は「海外転出届」を提出し、住民票を抜く必要がでてきます。

この海外転出届を出すことで、国民健康保険や国民年金、住民税などの納税をストップさせることができます。(この後それぞれについて少しお話しします。)海外移住のために費用を残しておきたい方は、必ずこの「海外転出届」を出しましょう。

転出届は、オンラインでもできるようになってきているようですが、海外に転居することになるため、私たちは役所に行って手続きをすることにしました。

国民健康保険

海外転出届を出したタイミングでこの国保(国民健康保険)も脱退の手続きを行います。月の途中での脱退となる場合、最後の納付額が予定より少なくなります。納付額は、役所の方が計算してくれます。

最後に保険証をお返しして終わりです。保険証は出国ギリギリまで持っておくこともできます。その場合は郵送することになります。

国民年金

こちらは、支払いをストップするか、任意加入するかを選択することができます。ここは、将来もらえる年金額が左右するので、慎重に決めましょう。また、任意加入を選択すると海外移住中に病気やケガが原因で生活や仕事に支障が出る場合、障害基礎年金も請求できます。

ただし、将来の年金額については保証されていませんし、海外移住の資金としたい場合は脱退するという選択もありだと思います。

ちなみに外国籍の夫は、脱退することになります。(任意加入の選択肢はありません。)また、帰国する予定がない場合は返納してもらうこともできるようです。

住民税

こちらは、1月1日時点で日本に居住地をおいている場合、課税されます。この1月1日時点というのが大事で、この日を過ぎて海外転居する場合、日本にいなくてもその年の住民税を払うことになってしまいます。(例えば、2024年12月に海外転出届を提出した場合、2025年度の住民税は課税されません。しかし、2025年1月1日に提出してしまうと免除されるのは2026年からとなります。つまり2025年度は、住民税を払う必要がでてきます。)

そのため転出届を出すタイミングには気をつけないといけません。

ちなみにこちらは転出届提出時にする手続きは特にありませんでした。

国民健康保険、国民年金、住民税については以上です。出国前に余裕を持って手続きをおこないましょう。

おまけ

以下は、私が手続きを進める中で知ったことをメモした内容です。参考までにどうぞ。

マイナンバー

税金とは関係がありませんが、マイナンバーカードについても少し触れておきます。マイナンバーカードも海外に転居する場合使えなくなると思っていたのですが、日本国籍の人に限り、継続することができるようです。再度申請するのが面倒なので私は継続しました。

残りの国保と住民税

普段、口座振替で納付していた国民健康保険と住民税ですが、海外移住にあたり口座を解約しなくてはいけなくなりました。そのため最後の1ヶ月分は支払いができないので困っていたのですが、納付書で対応してもらいました。

いつもと違う動きをするとどうしても自分だけじゃどうしたらいいのかわからないことが多くなります。そういうときはやっぱり誰かに聞くっていうのが大事ですね。

確定申告について

毎年確定申告をする必要がある方は、出国する前にその年の確定申告をどのように対応するべきか税務署に確認を取っておくことをおすすめします。私たちの場合は、出国前に確定申告を済ませることができました。

詳しくは下記の記事を参考に🔽

おわりに

いかがでしたでしょうか。

出国前に必要な税金関係の手続きについてでした。

普段とは違う動きをしなくてはいけなくなるため、わからないことは絶対に出て来ます。そんなときは直接担当者に聞くのが一番です。ネットやYoutubeなどでも調べることはできますが、どうしても解決できないことってやっぱりでてきます。

海外転出届や、各種税金などの手続きに不安がある場合は市役所や区民館などの提出先に直接電話で聞いてみましょう。確定申告は税務署で対応してくれます。

この「聞く力」は、海外移住先でも必要になります。海外だと聞かないと損することもでてくるかと思いますので、今のうちに「聞く癖」をつけておくことが大事です。

海外生活を充実させるためにも、しっかりと今準備をすすめていきましょう。

海外移住に必要な準備リストはこちら⏬

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