東南アジアを旅している国際カップルです。先日、シンガポールへ7泊8日で行ってきました。そのときにかかった費用を元に現地の相場感をお伝えします。また私たちの失敗や現地の人に聞いて知った情報を元に旅を楽しみながら節約するコツも紹介します。
こんな方におすすめの記事となっています
・シンガポールへの旅行を考えている方
・シンガポールの予算を知りたい方
・節約しながら楽しみたい方
ここでは、「宿泊費」「交通費」そして「食費」に焦点を当ててお話しします。では、まずは「宿泊費」について。
宿泊費
ホテルは、全体的に高めですが、エリアによって価格差があります。ざっとAgodaなどのホテル予約サイトを見ると1、2万円以上するものばかり。なるべく費用を抑えたいなら、「Chinatown(中華街)」や「Little India(リトルインディア)」のエリアで探すのがおすすめです。
私たちの泊まった宿の感想とお値段
私たちは、「Little India」で宿を予約しました。安いほうのエリアとは言っても安くはなかったです。結局そこまで変わらないのならとちょっと他より数千円高いけど良さそうなところを選びました。が、実際は思っていたのとは違っていました。
正直、この部屋の広さでこの価格かと残念になりましたが、仕方がありません。ホテルはチェックインから何まで全て自動でした。清掃については、チャットボックスで質問すると週に一回だけで、もし必要なら30SGD(約3000円)でやってくれるとのこと。
こんな感じで、お値段は1泊約1万円でした。
ちなみにもし女性だけでシンガポールに行く場合、「Little India」は少し怖いかもしれません。特に夜の時間は、人も多さに圧倒されますし、かなりローカルなところに来てしまったと思うこと間違い無しです。
ということで、長々と話しましたが、宿泊費は1泊約1万円。それより安く抑えたいなら、「Little India」や「China town」あたりを探しましょう。
交通費
シンガポールの主な交通手段は、Grab、電車、そしてバス。簡単に相場感を紹介したいと思いますので、下記をご覧ください。空港から私たちが予約したホテルのあるLittle Indiaまでのそれぞれの交通費です。
空港からLittle Indiaまで(調べた当時の価格)
・Grab(20分ほど):22SGD (約2000円)
・電車(1時間弱):3SGD (約400円)
・バス(1時間強):4SGD (約450円)
電車やバスは、安いですが乗り換えもあったりするため、荷物が多い人は少し大変かと思います。空港からホテルへの移動に関してはがんばって節約するか、便利な方を選ぶかはそれぞれの判断によるかと思います。価格だけでなく、移動にかかる時間も気にしてくださいね。
それぞれの移動手段についても少しお話しさせてください。
Grab
Grabは東南アジアで使われているタクシー配車アプリです。目的地を検索して予約ボタンを押すだけでタクシーが呼べます。東南アジアに行く人は出国前にダウンロード、登録必須です。クレジットカードを登録しておくと、現地通貨をもっていなくても利用できるのでおすすめです。
全体的に物価は高めのシンガポールですが、タクシーに関しては日本の方が高いです。ただし、もっと節約したいという方は電車やバスを駆使しましょう。
電車
電車賃は、日本とあまり変わらないかと思います。路線にもよりますが、2〜3分に1本電車がくるのでとても便利です。一番ありがたいのが現地の交通系ICカードがなくてもApple payで支払いが可能なところです。
ということで、シンガポールでの移動は主に電車を使うことをおすすめします。
バス
続いて、バスですが、こちらもApple Payで支払い可能です。乗車時と下車時にかざすだけで支払いは完了します。
バスはちょっと乗るときにコツがいるかなと思ったので、まとめてみました。
バスを乗る時のコツ
降りるときは、日本と同様ボタンで知らせます。(そうしないと止まってくれません。)ただそれよりも乗るときに一つ注意点があります。バス停で自分が乗るバスが来たら、運転手に目で乗りますよ〜と意思表示をしないとバスは止まってくれません。
日本だとバス停に誰かが座っていたらバスは止まってくれますが、シンガポールでは乗る意思がなさそうだと運転手に判断されるとバスは行ってしまいます。そのため、自分のバスが来たらベンチから立って、バスに合図を送りましょう。
レンタカー
レンタカーも移動手段としてはありなのかもしれませんが、観光地で駐車場を見つけるのは結構大変そうだなという印象です。そのためあまりおすすめはしません。現地の知り合いに車で観光地に連れて行ってもらったのですが、近くの駐車場は埋まっていて、かなり遠くまでいかなきゃ空きがないということが何度もありました。その日は平日でしたが、土日はさらにひどいということも聞きました。
日本と同様、ほとんどの観光地は電車とバスで行くことができるので、私はこの2つをおすすめします。
食費
シンガポールは、主にマレー料理、中華料理、インド料理、アラブ料理といったいろんな国の料理が楽しめるのが魅力の国です。ただ、相場はどこで食べるかによってかなり変わってきます。少し比較してみましょう。
レストラン(Arab street):50-60 SGD (約6000円)
ホーカーセンター(Hawker Center):安 4-5 SGD (~600円) / 高 7-8 SGD (~900円)
レストラン(Arab street)
私が特に高いなと感じたエリアがトルコやレバノンといったアラブ料理が楽しめる「Arab street」。このエリアでフムス(ひよこ豆のディップ)を頼むとだいたい20SGD(約2000円)。
私たちが行ったお店では、メニュー表示価格の30%割引すると言われて行きましたが、2人でフムスとピデ(トルコのピザ)、お水を頼んで約5000円でした。メイン料理を頼むともっとすると思います。
ホーカーセンター(Hawker Center)
食費を安く抑えかついろんな国の料理を楽しみたいならぜひ「Hawker Center (ホーカーセンター)」に行ってみましょう。ホーカーセンターとは、建物の中にたくさんの屋台が集まった施設で、シンガポールにはたくさんあります。フードコートに似ていますが、半野外のところが多いです。

シンガポールでおいしくて安いご飯を食べるのに外せないこのホーカーセンター。ここでご飯を食べる時のちょっとしたコツをお話しします。
ローカル価格は5SGD
ホーカーセンターにも、観光客向けの少し値段が高めのところと、ローカル向けの安いところがあります。現地の人の感覚では、ランチで5SGDを超えるとちょっと高めのようです。この価格を目安に探してみてください。
席は相席
お昼時は、席を見つけるのは結構大変です。ホーカーセンターでは、他のお客さんと相席をすることになると思ってください。ちょっと勇気が入りますが、「この席空いていますか。(Is this seat available?)」と聞いてみましょう。
列が長いお店に行こう
ホーカーセンターは、たくさんのお店が並んでいて、メニューも似ていてどれを選べばいいのかわからなくなってしまいます。そんな時はぜひ現地の人で長い行列になっているお店に行ってみましょう。それがきっと答えです。
シェアが鉄則
「大盛り1つを頼むより、小サイズで何品か頼むほうがお得」ということを相席をして出会ったおばちゃんたちに教わりました。
そのお店では、小 5SGD、中 10SGD、大 15 SGDと選べるようになっていて、私たちは2人で分けることを想定して大を選んだのですが、いざ自分たちの席へ行くと小を頼んだおばちゃんたちとあまり量が変わらないことに気づきました。せっかく同じ金額はらうんやったらいろいろ食べられた方がお特ですよね。ぜひこれも参考にしてもらえたらと思います。
おわりに
ということで、シンガポールの相場感は伝わりましたでしょうか。
シンガポールは、東南アジアにおいてはかなり物価が高い国です。ものやサービスによっては日本よりも高いものもしばしば。しかしシンガポールには魅力もたくさんあります。マレー系、中国系、インド系の文化や食事を楽しんだり、近未来を感じる施設を訪れることもできます。そんなシンガポールの旅を満喫してもらうべく、こちらの記事では現地の「宿泊費」「交通費」「食費」の相場感、そして楽しむためのコツを紹介しました。
旅の参考になればうれしいです。では、良い旅を!
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