国際結婚して日本で一緒に住むために必要なこと

国際結婚

私たち、国際カップルは3年間東京で一緒に暮らし、その後東南アジアを1年間旅しています。帰国後、どこに住むかはまだ決まったわけではありませんが、アメリカ人の夫はあまり日本に戻りたくはないようです。

3年間日本に住んで、これからも日本に住みたいと思ってもらえなかったのはちょっと残念でしたが、私のサポートが足りなかったようにも思います。そこで今回は、パートナーと一緒に日本に住みたいという方に向けて、日本人側ができるサポートをお話しします。

この記事でお伝えしていること:
・日本で一緒に住むために日本人側ができるサポート
・日本に住みたいと思ってもらえる条件
こんな方に向けて書いています:
・住む場所が決まらない国際カップル
・日本に住みたいけど外国人パートナーが消極的な方
・今、日本で一緒に住んでいるカップル

ここでお話しすることは、書類とかビザなどの手続きではなく気持ちやスキルなどです。一概にこれさえあれば大丈夫だというわけではありませんが、日本で長く一緒に住むためにはやっぱり不可欠な要素をお伝えしています。

日本に住みたいと思ってもらう条件

日本に住みたいと思う外国人とそうでない外国人の違いを見た時に大きく3つの違いがありました。つまりパートナーに日本に住んでもらいたいなら、この3つを抑える必要があるということです。では、1つずつ見ていきましょう。

サバイバル能力をあげる

日本にいて自分1人でできることが少なく、いつも日本人のパートナー任せになっている状態は相手にとってストレスになります。特に男性の場合は相手に頼ってばかりで自分は使えないと思えば思うほど辛くなってしまいます。(ちなみにこれは実際に夫から言われた言葉です・・・)

日常生活で出てくるこう言った場面、外国人パートナーが1人でこなせるかどうかちょっとチェックしてみてください。

サバイバル能力チェックリスト
✔︎スーパーやコンビニで買い物ができる
✔︎Amazonの荷物の受け取りができる
✔︎レストランやカフェで注文ができる
✔︎日本語のメニューが読める
✔︎電話でレストランなどの予約ができる
✔︎分別してゴミを捨てられる
✔︎電車やバスに乗れる
✔︎買いたい服や物を店員さんに尋ねられる
✔︎美容院に行ける
✔︎郵便局で荷物を送れる
✔︎タクシーで目的地まで説明できる
✔︎病院に行ける
✔︎パートナーが倒れたら救急車を呼べる
✔︎トラブルを説明できる
✔︎ビザなどの書類作成ができる
✔︎日本人側の家族や友人と会話ができる

いかがでしたでしょうか。外国人パートナーのサバイバル能力をあげることは、やはりこれから日本で一緒に住むためには必須といえます。まだまだという方もこれからできることを増やせば問題ありません。日本人側がフォローしてあげることが大切です。

この項目をみても、やはり日本語能力は不可欠だということがわかるでしょう。ということで、次は言語能力について。

日本語能力をあげる

先ほどの項目のほとんどが、日本語でのコミュニケーションを要します。サバイバル能力をあげるためにも、やはり日本語を伸ばすことは避けられません。

ただ、これがなかなか難しい。これは、本人次第なところでもありますが、日本人側でもサポートしてあげてください。

私たちのケース

私と夫は、ほぼ英語、ちょっと日本語で会話をしています。そんな国際カップルさんも多いのではないでしょうか。なんとなく、パートナーが外国人だったら、相手の言語が自動的に話せるようになると思ってしまっていたのですが、そんな簡単な話ではありませんでした。

どうしても、英語で伝えた方が早い。日本語を使って、伝わらないと結局英語で伝えないといけなくなるから面倒臭い。だから日本語を使わなくなる。(逆も然り。)

片方の言語能力は伸びるかもしれないけど、もう片方は全く・・。という現象がおきてしまったんです。

そんなわけで、日常会話だけで日本語が伸ばせるのはある程度外国人パートナーが日本語をすでに話せる場合のみ。初心者さんは、やっぱり時間を作って勉強する必要がでてきます。

相手と話し合い、日本語を学習する時間を作ってもらうこと、日本人側も先生になったつもりでサポートすることが必要です。

これは本当に時間がかかるのでなるべくはやく取り掛かりましょう。

日本での交友関係を作る

友人の国籍は日本人でもそうじゃなくてもいいでのすが、とにかく気軽に付き合える友人が日本にいるというのが大事です。定期的に会う仲の友人がいる、一緒に活動するグループがある場合と、知っている人がパートナーとその家族友人だけなのでは、日本における繋がりの数が全然違ってきます。

できれば、パートナー以外のところでそういった友人やグループがあった方が良いかと思います。パートナーと過ごす以外にも自分の好きな時間があれば日本にいる存在意義になりますので。

ということで、日本における人とのつながりの多さが3つ目の条件といえるでしょう。

では、どこでそんな友人と出会えるのか。グループを見つけられるのか。会社に勤めていたり、学校などに行っている方はわりとこういった繋がりは見つけやすいかもしれませんが、そうじゃない場合は自分で機会を作らなくてはいけない点がなかなか難しいところ。

そこで外国人が日本で友人を作るのにおすすめの方法を2つご紹介します。

MeetupやFacebookで活動グループをみつける

スポーツが好きな方におすすめなのがMeetupというアプリ。このアプリでは自分が住んでいる地域で開催されている主にスポーツイベントに参加することができます。Facebookでは、同じ趣味を持つ人が集まるグループなんかもあるので、そういったグループに参加して知り合いを増やしていくのがおすすめです。

地域の日本語教室に参加する

自治体などが行っている日本語教室に足を運んでみるのもおすすめです。ここでは日本語を学習しているいろんな国の方が集まっているので、パートナーと同じ境遇の人がみつかるかもしれません。ほとんどのところが無料、またはかなり低価格でやっているので始めやすいのもいいですね。

ということで、日本で繋がりを増やすための方法を2つ紹介させていただきました。いろんな方法があるかと思いますが、まずは行動してみることが大切です。

おわりに

今回は、国際カップルが日本で住むために外国人カップルに必要なことと日本人側ができるサポートをお話ししました。①サバイバル能力を上げること、②日本語を上達させること、そして③パートナー以外での繋がりを日本で作ること、この3つが必要な要素だと考えます。

どれも今すぐにできるものではありませんが、日本人側はしっかりとサポートしてあげてください。

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