国際カップルの言語の壁|「大丈夫」について

国際結婚

勉強しているわけではないのに、夫は私が使う日本語をどんどん覚えては、私の親戚や友人を感動させています。

ただ、そんな夫が使いこなせていないなあという言葉があります。それが「大丈夫です」。

「大丈夫です」は、体調を気遣ってもらった時に使う場合は「元気です」の意味になり、必要かどうか聞かれた時に使う場合は「いいえ。結構です」という意味になります。

ある意味反対のような意味を持つこの言葉。他にもシチュエーションによって、微妙にニュアンスが違う繊細な言葉でもあるのかなと思います。それなのに日本人が使いまくっているせいで「大丈夫」さえ覚えればなんとかなると考えている外国人は多いようです。

夫もその1人。よく必殺「大丈夫です」を使ってきます。

ただ、夫はこの言葉を「いいえ。結構です」という意味で覚えてしまっているため、よく話が合わなくなることがあります。

この前、父親が夫にお酒を勧めながら

「どう?飲める?おかわりいる?」と聞いてきました。

夫はそれに対して、

「ああ、大丈夫です。」と一言。

んんん?これは、「飲める?」に対しての「大丈夫です(=飲めます。大丈夫です。)」の意味なのかそれとも、「おかわりいる?」に対しての「大丈夫です(=おかわりは結構です。)」の意味なんだろうか・・・??

と混乱を招いてしまいました。

これは、一回で2つも質問してしまったことと、どちらも「大丈夫です」で返事ができてしまう質問にしてしまった父親も父親だが、安易に「大丈夫です」というフレーズに頼ってしまった夫も夫です。

なんとまあ便利すぎる「大丈夫です」がゆえの事故だなあと一人関心している私。

こういう普段何気なく使っている言葉を見直す機会にもなるのが国際カップルの面白いところでもあるのかなと常々思わされます。

ということで今回はこんな小話をさせていただきました。

読んでいただきありがとうございます。

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