ハグする文化に慣れない件🇺🇸🇯🇵

国際結婚
私の心の叫び
出会い頭にハグとキスをする文化って素敵やなあって昔は思っていた。だが、それはあくまでも異国の人が遠い異国で行うことであって、こんな超日本人の私がするようなものだとは思ってもいなかった。

出会い頭と別れ際のハグ&キス

夫に初めて会った時、ハグを求められぎこちなく対応すると、よっぽどぎこちなかったんだろうか「これは僕たちの挨拶なんだ。僕の島(グアム)ではみんなするんだよ」と説明してくれた。別れ際にもしっかりとハグをして別れた。これが私的には「異国の人が異国でやるハグ」の初体験だった笑。

わあ、これが「異国の人が異国でやるハグ」かぁ!確かに素敵。でも自分がこれを家族にするとか考えられへんわぁ。まあ、日本人の「よっ」ってする挨拶が自分にはしっくりくるな。それでいいや。

と、「異国の人が異国でやるハグ」を自分のものにするのを諦めた自分。後で後悔することになる。(その時は、まだ夫と付き合っておらず、まさか親や友人に会うなんて考えもしなかったので。)

ハグの試練

私は、この「異国の人が異国でやるハグ」(長い!)をする時、毎回かなり緊張しているのだ。

夫の家族と会う時も友人と会う時もこの儀式を行わなくては始まらないからだ。さらに義理母や義理のお姉さんからは「異国の人が異国でやるキス」までしてくださる。(キスといってもほっぺを合わせてキスの音を立てるような感じだが。)

これに毎回私はぎこちなく応えている。

いまだに「これから誰かに会う」っていう時と、「そろそろ帰り際や」っていう時になると毎回そわそわさせられる。(あの「異国の人が異国でやるハグ」がくるで〜ってな感じで)

ハグの量産

夫は、少人数で集まることもあるが、割と大人数になることが多い。友達がその友達とその彼女を連れてきたみたいな日本では起こらない現象が起きるからだ。

そうなると、ハグを流れ作業のようにこなさなくてはいけなくなる。そう、ハグの列ができるのだ。私はそこで「ぎこちないハグ」を量産させられている。

額に手を当てる挨拶:マノ・ポ(Mano Po)

もう一つ、面白い挨拶の仕方がある。相手の手を自分の額に当てる挨拶で、「マノ・ポ(Mano Po)」と言うらしい(フィリピンでよくされている挨拶の仕方)。年上や目上の人に敬意を払う挨拶で、敬意を払う相手の手を取り、額に当てるという。

この挨拶はまだ数回しかやったことがないが、やっぱり慣れない。夫がささっとやっているのを見て、「えっ?私も?」とキョロキョロしていたら、その相手にやり方を教えてもらい笑、「あんた、これするの初めてだね。」なんて言われる始末。(ごもっともです。笑)

ただこの挨拶も慣れると量産できるらしい。親戚一同が集まった時、後からきた子が座っている親戚たちにこの挨拶をしながら回っていた。マノ・ポの量産を目の当たりにした。

どうしたら卒業できる「ぎこちないハグ」?

毎回受け身でこのハグに応じている私。さすがに、夫の両親とはだいぶ慣れてきて自分からいけるようになったが、やっぱり初めて会う人に対してはなかなかいけない。

心の中で「こいつ日本人やし、ハグはええか」と思ってくれないだろうかと期待している自分もいる。

夫のようにどしっと構えてどしっと対応できるような強いハートを持ちたいものだ。

夫と別れない限りこの試練は続くので、慣れるまで数こなしていくしかない。

気が遠くなりそうだが、やるしかない。(そんな難しいことではないんだろうけど。)

ということで今回は、私がいまだに慣れない文化の一つ「ハグ」についてお話ししました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました