海外に行く方法|移動しながらの海外移住(メリットとデメリット)

移住準備

私は、アメリカ人夫と1年間東南アジアを旅している者です。今回は、海外に行きたいけどその一歩が出ないという方に向けて、どういった方法があるのか、そして私たちの選択した「移動しながらの海外移住」のメリットやデメリット、準備するべきことをお話しします。

自分の旅の目的と照らし合わせながら、海外に行くプランの参考にしていただければと思います。

こんな人に向けて書いています
・海外に行きたいけど時間がないという方
・「移動しながらの海外移住」に興味がある方

海外に行く方法4つ

海外に行く方法としては、主に4つあると考えています。①休みに短期で行く方法、②現地採用で長期的に行く方法、③ワーホリビザで行く方法、そして④長期でいろんな国を移動しながら滞在する方法。

それぞれメリットデメリットがありますので、まずは違いを確認し、自分に合った方法はどれか考えてみてください。

①休みに短期で行く

これが一番手っ取り早い方法ですね。それでも、海外に行ってみるというのは大きな一歩です。この方法の一番いい点は、現状をあまり変えずに海外に行けることだと思います。仕事を続けながら、休みの日にちょっと2泊、3泊くらいで海外に行ってみる。といったイメージですね。

日本人はなかなか長期のお休みが取れないため、今の仕事を続けながらとなると、頑張っても1週間といったところでしょう。もっと、長く滞在したいとなると、やはり、②〜④の選択肢を考えなきゃいけなくなるかと思います。

①休みに短期で行く
メリット:今の仕事 / 生活を続けながら海外に行ける。気軽に行ける。
デメリット:長期滞在はほぼ不可能。現地の人や文化に深く関わるのは難しい。

②現地の仕事を探す

これは、一番むずかしいかもしれませんが、方法としてはとても有効ですね。現地で仕事をするという経験は、きっとこれからの人生においてもかけがえのない経験となるでしょう。より現地の人との交流もできます。現地の会社で働く場合は、会社側がビザの手配をしてくれます。ビザの種類にもよりますが、1年、3年、5年と長期的に現地での生活を送ることになるでしょう。

ただし、現地での仕事探しは容易ではないです。言語能力もスキルも必要です。また、いつ採用されるかもわからないし、いつ日本に帰国できるかも会社次第です。自分の好きなタイミングで出発、帰国というのが難しいのが難点です。

②現地の仕事を探す
メリット:長期滞在できる。ビザの手配は会社がしてくれる。現地の人や文化に深く関われる。
デメリット:難易度が高い。自分のタイミングで出国帰国ができない。

③ワーホリビザを取る

続いての選択肢がワーキングホリデービザです。ワーホリビザは、語学留学を目的に取る方が多い印象ですが、就労も可能なのも人気の理由ですね。他のビザと比べてできることの範囲が広いのがメリットと言えるでしょう。

ワーホリビザで行ける国は、29カ国。カナダやオーストラリア、ヨーロッパ諸国などが対象です。残念ながら、東南アジアにワーホリビザはありません。ワーホリビザの難点は、行きたい国にそもそもワーホリという選択肢がないかもしれないということです。また、このビザは年齢制限もあるため注意が必要です。

③ワーホリビザを取る
メリット:就労が可能。他の学生ビザや就労ビザとくらべてできることが多い。
デメリット:国と年齢に制限がある。

④長期でいろんな国をまわる

最後に私たちが選んだ長期でいろんな国をまわるという選択肢ですが、これはビザなしまたは観光ビザだけで滞在可能期間ギリギリまで1つの国を楽しみ、新しい国に行くというかたちの旅になります。

バックパッカーに似ていますが、私たちの旅は低予算で行くということではないこと、Airbnbといった普通のの宿も利用する点からバックパッカーとは違うカテゴリーとして考えています。

実際に半年この生活を続けてみて感じたことも含めてメリットとデメリットを詳しくお伝えします。

メリット

行きたい国に自分の好きなタイミングでいける

他の選択肢と違って、ビザの申請を待つ必要もありませんし、本当に行こうと思ったタイミングで行けるというのが魅力です。日本のパスポートがあれば多くの国にビザなしで滞在できる点もありがたいですね。

いつでもスケジュール変更が可能

国によって滞在可能期間は違いますが、だいたい30日〜90日が多いです。イミグレーションで滞在延長も可能なので、気に入った国があれば途中で滞在を延長することだってできてしまいます。

ちなみにマレーシアは、最初2週間ほどの滞在予定でしたが、結局滞在可能期間ギリギリまでいることにしました。

じっくりその国を満喫できる

週末や祝日、有給を駆使しても、なかなか滞在できる期間は1週間ほどじゃないでしょうか。やはりその国の文化や歴史に触れたり、ローカルフードを食べてみたり、観光地をじっくりまわるにはもう少し滞在したいところ。それが可能な点もこの選択肢の魅力といえるでしょう。

飛行機のチケットが安く手に入る

飛行機のチケットは、現地から手配することになるため日本から飛ぶよりも安く済みます。ちなみに私は、航空券比較サイトのKayakやSkyscannerなどで格安プランを調べ、公式サイトで予約をするようにしています。荷物の重量オプションなどの設定は公式サイトでないと対応していないこともあるので、オプションをつけたい場合はこの方法がおすすめです。

Airbnbは長期滞在で割引してもらえる

これはホストにもよりますが、1ヶ月以上同じ滞在先を利用する場合に割引をしてもらえることが多いです。また東南アジアだと日本の家賃より安く、または同じくらいの価格でジムやプール付きのアパートに泊まることができます。ちょっと贅沢な気分を味わえるのもうれしいところです。

デメリット

常に次の予定を考えなくてはいけない

滞在可能期間が②や③と比べて短いため、常に来月、再来月の予定を考えなくてはいけません。例えば、今月までフィリピンだけど、来月にはタイに行きたいとなった場合、飛行機の手配と滞在先の予約が必要ですね。滞在先もいつまでいるのかなんとなく決めてからじゃないと予約ができないと思います。結構時間がない時は、決断力が求められたりもします。

捨てチケットを買っておかなきゃいけない

ほとんどの国では、帰りの飛行機のチケット(第三国へ向かう飛行機のチケット)が必要です。例えば、フィリピンからタイへ向かう場合、フィリピン出国の時にタイを出国するチケットを見せないといけないということ。

これがないと出国さえさせてくれない場合があります。また、税関で入国時に提示を求められることもあります。この時に注意しなくては行けないのは、滞在可能期間内の日付でチケットを買うこと。たとえ現地で滞在を延長する予定だとしても、入国時の段階ではそれが証明できません。実際には乗らないかもしれないチケットを入国するためだけに買うということです。(だから捨てチケット)

これがちょっとややこしくなるので、気をつけたい点です。チケットは格安のものを買ったり、日付変更やキャンセルが可能なものを選ぶなど、工夫すればあまりもったいないとは思いません。

荷物は最小限にする必要がある

移動が多いこの旅では、どれだけ荷物を減らせるかで移動の負荷が違ってきます。東南アジアは薄着でいいため、服はそこまでかさばりません。ただ、私の場合海に行く用に買ったマリンシューズが1回しか使っていないのにキャリーケースのスペースを占領していて困っています。そしてもう一つの問題はお土産。せっかくいろんな国に行ったのにあまりお土産が買えないという点もちょっと難点かなと思います。

現地で何か買う時は、ちゃんとカバンに入るか考えて買う必要がありますね。

移動が大変

いくら荷物を減らそうとしても、やっぱり長期で行くとなると荷物は増えます。ちなみに私たちは2人でキャリーケース大2つ、小2つ。これを次の国に移動するたびに運ぶことになります。やっぱり、移動が増えれば増えるほど大変ですね。

ということで、ざっと選択肢④「長期でいろんな国をまわる」について、メリットでメリットをお話ししました。いろいろありますが、私はこの方法でよかったと思っています。ぜひこの選択肢も考えてみてください。

お金について

他の選択肢①〜③では、日本で働くか現地で働くかの方法がありますが、この④については、現地就職はできません。日本で働いている場合も、出国する前に辞めるか休職する必要がでてくるでしょう。この選択肢を選ぶ場合、ある程度貯金をして行くか、フリーランスとして活動するかの最低どちらかが必要です。

フリーランスの場合は、稼ぎながら旅ができるので貯金を気にせずに旅を続けられます。ただ、すぐに収入がでるかわからないので、ある程度の貯金(200万円くらいあれば安心)がある状態で行くか、フリーランスとしての結果が出てから行くことになるかと思います。

私自身、この選択肢で旅に出るために1、2年ほど準備をしてきました。なかなか今すぐに行くというのは難しいかもしれませんが、この経験は本当にかけがえのないものになりますので、ぜひ少しでも興味のある方は挑戦して欲しいと心から願っております。

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