国際カップルがアパートを見つけるまで
東南アジアへプチ移住を実行することが決まり、3年間住んだ東京のアパートを出ることに決めた私たち🇯🇵🇺🇸。
思えば、3年弱お世話になったこのアパート。大家さんにはよく赤飯をもらったり、夏祭りには浴衣の着付けもしていただいた。近所のタバコ屋のおばちゃんも、会ったらいつも気さくに話しかけてくれた。近所では夏は盆踊りや屋台を出したり、冬は餅つき大会など地域のイベントも多くて、特に夫🇺🇸は貴重な体験ができたんじゃないかなと思う。
しかし、そんな素敵なアパートに出会えるまでにかなり苦労したのも事実。
今回は、国際カップルならではの壁の一つ、「お部屋探しについて」お話しします。私たちの体験を元に、少しでもスムーズにお部屋を見つけるために気をつけたい点をいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚生活|1Kの部屋での二人暮らしからスタート
夫🇺🇸が日本に来た頃、私は1Kの社宅に住んでいた。一人でも狭いこの部屋にでっかいキャリーケース2つも持った夫がやってきた。本当は夫が来る前にある程度どのあたりに住むか、目星をつける予定だったのだが、それすら決まっていなかった。ビザの手配(夫は短期ビザから配偶者ビザに切り替えました)や、私も正社員だったこともあって、アパート探しになかなか手が回らなかったのだ。
国際カップル、いざアパート探しへ
アパート探し初期、そのころはネットでいろいろと検索をかけて、二人で調べてはここがいいだここがだめだと楽しくやっていた。(この時はまだ、外国人であることの大変さを知らなかった。)
いくつか目星をつけたところで不動産会社へ。なんと1件目で割と条件にあう物件の仮押さえをすることができた。審査に入る前に仮押さえのため、いくらか前払いをし、申請書を書き、あとは審査を待つだけとなった。
なんや!簡単やん!もうアパート決まったやん!ほな、帰りにちょっとどんなアパートなんか見て帰ろかあ!とワクワクしながらこれから住むであろう町の下見をしに行った。
一筋縄ではいかない、外国人のアパート探し
数日後、アパートの仮契約をした会社から突然連絡があった。
なんと審査に落ちたという・・・。審査に落ちた場合、その理由は教えてもらえない。
まじか・・・。これって、いわゆる外国人だったから問題なのでは・・・?!
もしかしたら違うかもしれない。すこし家賃の高いところだったので、新入社員の私の給料ではダメだったのかもしれない。ただ、ショックは大きかった。
その後、何件か不動産会社を回ったが、1回目の失敗をしたくなかったため、あらかじめ外国人の入居がOKかどうか聞き、OKの場合のみ内見に進むというやり方に変えた。
そうすると、もう確信に変わった。外国人だからNGという物件がこんなに多いことに・・・。
不動産屋に行く前に5、6件ほど候補を用意して向かった。アプリやウェブサイトでは、外国人入居可なのかどうかがわからないからだ。そして、担当の方に直接聞いてもらった。
するとそのなかの4、5件は外国人NG。なんとまあ。担当者に罪はない。逆に電話で確認してもらって、ダメだった時の表情をみて、すみませんってなる。ただ、電話越しの人にはっきりダメと言われていると思うと傷つく。
何度か外国人入居可の物件で、下見をしたことがあった。そこは、家賃が予算よりかなり上だったり、かなり古かったりと条件が合わなかった。
不動産屋の方には、こんなふうにも言われた。「なにか妥協しないといけないと思います。ただでさえ外国人が入居することになるので、それだけで絞られてしまいます。また、外国人の場合は、どうしても少し高めの家賃設定にしないと見つからないと思います。」と。
そうか。私たちは選びすぎていたのか。
結構キツいことを言われ、またへこむ。
そのあと、もう一件まわることになっていたので、とりあえず家賃が高めのところを検討すると伝え、次に向かいました。
奇跡的にOKを出してくれたアパート
そのあと向かった不動産屋で出会ったのが今私たちが住んでいるアパート。
駅からも遠くはなく、家賃も先ほど検討すると伝えた物件よりも3万近く安い。
いやー、妥協しなくてよかった。
もともと敷金も礼金もなかったこの物件。ただ外国人は本来NGだったようで、敷金を払うことでOKとしてもらいました。(それくらいの妥協は全然OKですわ、もう。)
ということで夫が来た4ヶ月後に晴れて新しいアパートに引っ越すことができました。これが早いのか遅いのかはわかりませんが、少なくとも断られた件数は多かったはず。
納得のいかないことを言われたりもしましたが、無事決まったのでよしとしましょう。
まとめ|外国人パートナーと部屋を探す時の注意点
先ほどのエピソードの通り、外国人が入居するとなると途端にハードルがあがります。ただ、そんなに時間もかけたくないという人にアパート探しのコツをここにまとめておきました。
ネット・アプリで探す際は、多めに目星をつけておく
私たちの場合、4〜5件目星をつけても、外国人OKな物件は1〜2件でした。不動産屋に行って、目星をつけた物件全てがNGだった場合、また1からやり直しになってしまうので、目星は多めにつけておくことをおすすめします。
内見や仮契約の前に「外国人OK」か確認してもらう
本当は、ネットで調べている段階でわかればいいのですが、それは難しいので不動産屋で直接確認を取ってもらう必要があります。ここで「外国人NG」なら潔く諦め、他の物件に時間を使いましょう。実際にNGをもらうと凹みますが、内見をした後にダメだった場合よりもはるかにマシなので、ここはチャチャっと聞いてしまいましょう。
条件を出される場合がある
条件付きで「外国人OK」が出る場合もあります。私たちの場合、もともと敷金礼金なしの物件でしたが、外国人ということで敷金を払うという条件でOKをもらいました。実際に聞いてみないとわかりませんが、こういった条件が出される場合もあるということは頭の隅に入れておいてください。
これから外国人パートナーと住む部屋を探す方は、ぜひこの3つに気をつけてください。素敵なお部屋が見つかりますように。
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