海外へ移住するとなった場合、確認しておかないといけないのが国内の銀行口座が移住後も使えるのかどうか。
国内の銀行の中には、海外移住者にはサービスを提供していないところもあり、解約しなくてはいけない場合があります。
今回は、海外移住前のお金にまつわる確認事項を紹介します。
確認事項|「非居住者」かどうか
海外に長く滞在する人が銀行口座の解約が必要になる場合、それは、「非居住者」(日本に居所を有していない人)に該当するかどうかで変わってきます。
そのため、まずは自分が「非居住者」となるのかどうか確認しましょう。
もし、「非居住者」に当てはまらない場合は、特に口座の解約などの手続きは必要ないかと思います。
「居住者」と「非居住者」の区分は、以下です。
「居住者」とは、国内に「住所」を有し、または、現在まで引き続き1年以上「居所」を有する個人をいい、「居住者」以外の個人を「非居住者」と規定しています。 「住所」は、「個人の生活の本拠」をいい、「生活の本拠」かどうかは「客観的事実によって判定する」ことになります。(国税庁HPより)
「居住者」かどうかの判断は「客観的事実によって判断する」とあやふやな表現になっているため、最終的には個人の判断となるかと思います。
私たちの場合は、「1年以上日本を離れること」と「住民票を抜いたこと」の2つから「非居住者」となると判断しました。
(反対に非居住者に当てはまらないようにしたい場合は、住民票を抜かないというのも方法の1つです。ただしその場合は住民税等を納め続けなければいけません。)
「非居住者」に対する銀行の対応
「非居住者」に該当する人は、続いて自分が現在利用している銀行口座が海外移住後も使えるかを確認します。
先に結論を伝えますと、基本的にネット銀行は解約、メガバングは引き続き利用可能となっている場合が多いです。まずは、自分が使っている銀行の対応を調べてみましょう。
この記事の最後に主要な銀行の対応一覧を載せています。
私の場合|ネット銀行の解約
わたしは、ネット銀行2つを解約することになりました。今まで目的別に分けていた預金を全てメガバンクの口座に移しました。
ネット銀行は、解約もネットで完結するので、あまり時間はかかりません。移住1ヶ月前には、済ませておきましょう。
証券口座について
証券口座も、引き続き口座を保持できるのか、確認が必要となります。証券口座の場合は、口座は残るが非居住者は取引ができない場合がほとんどです。
口座を残しておくか、海外移住の資金に当てるか、判断しましょう。
こちらも、証券会社の対応一覧を載せておきます。ただし、情報が古い場合もありますので、最終的にはご自身でご確認ください。
解約する場合の注意点
証券口座を解約する場合は、時間に余裕を持って行いましょう。取引を全てキャンセルし、資金を移動させてからでなければ解約できなかったり、解約手続き自体少し時間がかかったりします。
出国の2ヶ月前には解約の手続きをしておきましょう。
移住後のお金について
わたしの場合は、移住後は主にメガバンクの口座を使って生活することになりました。そして、もう一つ海外送金サービスを利用することにしました。
海外送金サービス|Wise
Wiseは、オンラインで海外送金や外貨両替ができるサービスです。このWise口座一つでいろんな通貨の口座を持つことができるので、いろんな国に行く方にもおすすめです。
国内の銀行口座から簡単にWise口座に送金ができます。円を外貨にして持っておくことができ、現地のATMで現金をおろすのにも便利です。
新しい口座を作る
移住前に新しい口座を作るというのも1つの方法かと思います。
たとえば、「ソニー銀行」は、移住前なら口座開設ができて、海外移住後にも引き続き使うことができます。海外利用に強い銀行を選んで口座開設するというのはアリかと思います。
ただ、新しく口座を作るにはやはり、いろいろと調べたり、申請したりと手間もかかってしまいます。移住前の貴重な時間なので、あまりここだけに時間をかけないようにしましょう。
プチ移住計画について
他にもプチ移住計画でやることをリストアップして紹介しています。
気になる方はぜひ、読んでいただけると嬉しいです。
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