時間感覚の違い🇯🇵🇺🇸|待ち合わせに使える英語フレーズ

国際結婚

結婚して3年ほど経ちますが、いまだにいろんな感覚の違いに驚かされます。今回はその一つ、「時間」について。

日本人は、時間に厳しいとよく言われます。電車だって1分遅れただけで謝るような世界です。私も、時間は守る方だと思っています。もちろん遅刻をしたことが一度もないわけではないですが、待ち合わせには10分前には着くようにいつも心掛けています。もし乗るはずの電車を逃したら「ちょっと遅れるかも・・・」と必ず連絡をします。

そんな世界で生きていた私でしたが、夫と出会い少しずつ時間に対する意識が変わったのでここでお話しします。また待ち合わせでよく使われる英語のフレーズについても少し触れたいと思います。

*以下で紹介する英語のフレーズやその意味については、あくまでも私個人の捉え方ですので、鵜呑みになさらず。

では、どうぞ。

初デートに遅れてくる夫

初デートの日は、おそらく30分から1時間ほど待ったと記憶しています。私は大学の授業が終わってソワソワしながら待ち合わせ場所に向かいました。夫はその時家族と日本に遊びに来ていたのですが、初めての単独行動で、どの電車に乗ればいいのかわからずにいました。

(以下、当時のチャットを私の偏見で日本語訳にしたものです。)

約束の時間から10分経過・・・

私:「今日、本当に会えるの?」

夫:「うん、今向かってるよ。」

20分後・・・

私:「今、どこ?」

夫:「えーっと、わからない。」

私:「え?どゆこと?」

30分後・・・

私:「どうなってるの?」

夫:「あ、いま電車乗った!向かってるよ〜」

おいい!「向かってるよ」じゃねえよ!!とはね、思わないんですよね(初デートだったから♡)。でも、本当は私のこと騙して来ないんじゃないのかとは何度も思いました笑。

その後も、何度か待ち合わせをする機会がありましたが、全部待たされました。流石にちょっと怒ったかなと思います笑。

時間のズレは言葉から|よく使われるフレーズの本当の意味

よく、誰かと待ち合わせをした時に出てくるフレーズがあります。例えば、「I’m coming (向かってるよ)」や「I’m leaving (もうすぐ出るよ)」など。

直訳すると上記の通りなのですが、実際に使われている状況は、実は違います。これに気づくまで私は夫に騙され続けてきたので、いつも待たされている人は要注意です。

ここでは、待ち合わせでよく使われるフレーズを3つ紹介します。意味と実際に使われるシチュエーションを説明していますので、あくまでも一個人の感覚として読み進めてください。

「I’m coming (向かっているよ)」は、まだ向かっていない

先ほどの会話にも出てきた「向かってるよ(I’m coming.)」という言葉。これは、意味は確かに「向かっている」なのですが、実際はまだ向かっていません。夫の場合は、まだ乗る電車がわかっていない時に使い、わたしはもうすぐ来るんだと勘違いさせられてしまいました。なので、実際のニュアンスとしては「今、向かおうとしてるからちょっと待って」という感じでしょうか。

「I’m leaving (もうすぐ出るよ)」は、まだ支度中

ほかにもよく使われるのがこの言葉。「もうすぐ出る(I’m leaving.)」は、「もうすぐ家をでる=準備できたよ」という意味ですが、実際使っている人は、「まだ支度途中」のことが多い。なんならさっき起きた場合にも使われる。

「I’m almost there (もうすぐ着くよ)」は、今家を出た

そして、「もうすぐ着く(I’m almost there.)」と言われたら「今から家を出る」または「さっき出た」と思って間違いないです。

ということで、このように1段階ずらして言ってきます。こう言う言葉を聞くと「もうすぐ来るんだ!」と思ってしまいそうですが、焦らなくて大丈夫です。

ちなみに本当に到着した場合は、「Where are you? (今どこ?)」と聞いてくるはずです。

これが、3年日本で一緒に住んでやっと気づいた夫の時間感覚でした。

もちろん、全ての外国人がそうだとは言っていないので、そこは気をつけてくださいね。

夫の地元での時間感覚

夫の時間感覚は、やはり地元が関係していました。夫の実家に帰った時、何度か夫の友人と会う機会がありました。「今から30分後集まろうや」となり、バタバタしながら夫に連れられ待ち合わせのお店にいきましたが、なかなか全員そろいません。

ちなみに私は夫がやり取りしているのを横目で見ていたのですが、夫が車に乗って今から向かうというタイミングで友達に「もうすぐ着く(I’m almost there.)」と送っているのを私は見てしまいました。笑

どうやら30分後という時間はあまり意味がなくて、「行けるタイミングで行く」というのが普通のようです。

日本との違い|待ち合わせ時間は決めない

夫が友人と会う時は、先ほどの例でもそうでしたが、いつも直前でアバウトです。日本のように何日に何時にどこでといった細かいことを何日も前に決めたりしません。

これが大きな違いなんだなと思います。

日本人の感覚では、何時何分にどこ出会うかをあらかじめ約束し、その時間にはその場所に行くのが普通かと思います。

一方、夫の場合、約束は突然決まります。「じゃあ、30分後に〇〇で」みたいな感じです。

場所だけ決めて、準備できた人から向かう。この30分も曖昧で、このメッセージを送った30分後に待ち合わせ場所に着けばいいのか、出発すればいいのか。そんなことはおそらく誰も思ってもいません。

どちらがいいかは人それぞれかと思います。大切なのは、その違いをお互いに受け入れることですね。

「時間を決めない」システムのいいところ

夫と出会うまでは、「時間は守らなければいけないもの」という日本の常識に囚われすぎていたような気がします。

なので、この「時間を決めない」システムはありなのではないかなと思います。

時間を決めると「この時間までにいかなくちゃ」と焦って気持ちもギスギスしてしまいます。実際、私は夫に待たされてイライラしました。でもそれは、時間を守ることに囚われすぎてしまったせいでもあります。

「テキトーにカフェで待ってるからいつでもおいで」くらいの感覚でいいのかもしれませんね。

ということで、国際カップルの時間感覚の違いでした。

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