『英語ができないと国際結婚なんてできない。英語話せないから外国人は無理。』
と思っていませんか。
国際恋愛を楽しむ上でも気になるのが、言語の壁かと思います。どれくらいの英語ができたらいいのか。反対に、相手が日本語を話せるなら全く問題ないのか。
普段の生活で私と夫がどのようにコミュニケーションを取っているかをお話ししながら、上記の問いに対する私なりの見解をお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
夫の日本語と私の英語
まずは夫の日本語能力から。
・ひらがな・カタカナ 読める◎
・漢字 読めない✖️
・簡単な質問に答える◯
・注文、レジでの会話◎
出会った当初は言葉を少し知っている程度でしたが、日本語の授業を受けたり、自分で文字を勉強したりと努力はしていました。
一緒に住んで3年ほど経ちましたが、今ではレストランでの注文やスーパーのお会計などは問題なくできています。ただ日常会話となると少し難しいようです。文章で説明をしたり、聞き取ったりするのはまだ難しいと言った感じです。
本人も私や私の家族と話す時くらいしか日本語を必要としていないので、そこまで必死に覚えようとは思っていない感じですね。
一方で、私の英語能力は・・・。
・Toeic 800点台
・簡単な説明ができる
・意思表示ができる
と言った感じです。私が英語を使うのは、夫やその家族、友人と会う時、そしてお仕事で多少といったもんです。簡単な説明(「これをこうしてください。」、「今日はこういうことがありました。」など)は問題なくできますが、複雑なことを長い文章で説明するのは苦手です。
ということで、夫の日本語力はビギナーレベル、私の英語力は中級くらいです。お互いに完璧に相手の言語を話すことはできません。ただそれでも夫婦生活は成り立ちます。
それでは、普段私たちがどのようにコミュニケーションを取っているのか少しお話しします。
国際カップルの日常会話
私たちが使う言語の割合ですが、英語が7割、日本語が3割くらいです。
この割合はお互いの言語能力によって変わってくるところかなと思います。
出会った時は、ほぼ9割くらい英語で話さなくてはいけなかったのですが、夫の知っている日本語が増えるにつれ、この割合も変わっていきました。
完璧な英語じゃなくてもいい理由
言語は、ただのコミュニケーションツールでしかないので、ここで完璧を目指す必要は全くありません。お互いが理解できるように工夫することが大切です。
私たちの場合は、英語がベースですが、文章の中に夫が知っている日本語を混ぜて話しています。たとえば、
私:「Can you buy たまご on your way home?」(帰る途中に卵買ってきて)
夫:「Yabaii, I forgot about it. 」(やばい、忘れてた)
みたいな感じですね。日本語も英語もぐちゃぐちゃな文章ですが、お互いに伝われば問題なしだと思っています。むしろ二人にしかわからないというのもいいですよね。
日本語ができるパートナーでも・・・。
私たちの場合は、お互いにわかりやすくするために英語と日本語を混ぜて話しています。また、なるべく相手の言語で話そうとするのも思いやりの1つなんじゃないかなと思うんです。だから、夫が日本語を使ってくれるのはとても嬉しいですし、私も完璧じゃない英語で一生懸命伝えようと努力しています。
「たまごなんて簡単な言葉、わざわざ日本語でいわなくてもいいやん」と思うのではなくて、自分の言語を尊重してくれることに感謝して、自分もわかる言葉なら相手の言語を使ってみる、そういう態度が大切だと思います。
ということで完璧に相手の言語をマスターしなくちゃいけないというわけではないこと、工夫次第で何とでもなるということが伝われば嬉しいです。
それでも壁はある
ただ、いまだに苦労していることはもちろんあります。例えば、映画をみる時。そして夫の家族、友人に会う時です。
映画をみる時
字幕がない映画や、日本語英語以外の言語の作品を一緒にみるのは結構大変です。やっぱり、私も完璧に理解できるわけじゃないので日本語の字幕がないとついていけないです。また韓国語などの映画の場合は英語の字幕を使うのですが、本当に読むのが遅いのでこれもついていけません。ときどき止めて、夫に説明してもらったりしています。
夫の家族や友人と会う時
夫の家族とは年に1、2回ほど会います。実家に帰ることもあれば、一緒に旅行にいくこともあります。いまだに夫と家族が何を話しているのかわからないことがあります。それでも、最初よりついていけるようになったかなという感じです。
また、普段私と話す時よりも家族や友人と話す時の方が話すスピードも早いし、使う言葉もカジュアルになったりするので、難易度が上がってしまいます。
言語は筋トレ
ということで、今だに言語の壁を感じることはよくあります。話す言葉を工夫しても、相手に通じなかったり、言いたいことがパッと言えなかったり。
ただ、言語は話せば話すほど伸びるので、夫も私もまだまだ伸び代があると思っています。
だから、それほど怖がる必要もないと私は思います。
おわりに
今回は、「英語ができないと国際恋愛はできないのか」という問いについてお話ししました。
もちろん、できるに越したことはないですが、かといって完璧にマスターする必要もないです。相手の言葉を頑張って話そうという思いやりが大切なんじゃないかなというのが私の結論です。
言語の壁は一筋縄ではいきませんが、二人で一緒に乗り切ってください。
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