夫が日本に来て3年になりました。配偶者ビザの申請、ビザの更新を2回行い現在に至ります。3回目でやっと在留期間が3年に伸びました。
初めての申請の時は、もう本当に心配でしょうがなかったのですが、3回目でやっと少し慣れてきました。そこで今回は、私の経験も含め、配偶者ビザの申請方法についてお話します。
これから申請される方、不安な方に届けば嬉しいです。
婚姻届の提出
配偶者ビザを申請するにあたり、婚姻していることが確認できる書類(婚姻届出受理証明書)が必要となるため、まずは婚姻届を提出します。国によっては、配偶者の国でも婚姻届を提出する必要があります。私の場合、日本で提出した婚姻届がアメリカでも有効になるので、日本の役所にのみ提出しました。
また国際結婚の場合、追加の資料を提出する必要があります。
必要書類
・婚姻届
・パスポート(外国籍の人が用意する)
・婚姻要件具備証明書(外国籍の人が用意する)
短期ビザで夫を日本に呼び寄せる
当時(コロナ禍)は配偶者や親族、特別な事情がある人のみ短期ビザでの入国が可能でした。流れとしては、短期ビザで日本に滞在中に配偶者ビザを申請(在留資格の切り替え)をしたという感じです。
調べたところ、この在留資格の切り替えは認められないこともあるみたいなので、私たちのようなよっぽど切羽詰まっていた人(1年間会えなかったので笑)じゃない場合はスキップしてもいいと思います。
必要書類(要確認)
・パスポート
・申請書
・写真
・飛行機の予定便の書類(入国日と出国日が記載されたもの)
・親族関係を証明する書類(出生証明書・結婚証明書・戸籍謄本など)
・招へい経緯説明書
・招へい理由書
・滞在予定表
・渡航費用支弁能力を証明する資料(所得証明書、預金残高証明書など
原本が必要なものは郵送で送ってもらいました。
夫は、この短期ビザで日本へ入国しました。とりあえず会えたことで一安心。でもそこまでのんびりしていられません。この短期ビザが切れる前に配偶者ビザを申請しなくてはいけません。
配偶者ビザの書類作成
ここでやっと登場した配偶者ビザ。これが本当に大変でした。提出する書類の量が半端ないです。
ざっとこんな感じです。
・在留資格認定証明書交付申請書 1通
・写真 1葉
・配偶者(日本人)の方の戸籍謄本(全部事項証明書) 1通
・申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書 1通
・日本での滞在費用を証明する資料
・配偶者(日本人)の身元保証書 1通
・配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある住民票の写し 1通
・質問書(PDF:387KB) 1通
・夫婦間の交流が確認できる資料
・返信用封筒
*ここでいう配偶者=日本人、申請人=外国人パートナーのことです。
一番大変だったのがこの「質問書」です。この書類で結婚が偽装ではないことを言葉で説明しなくてはいけません。特に出会った経緯を説明してくださいというところは、要注意です。ここは、別紙を用意してかなり詳しく書く必要があります。
私は、ワードを使って出会った経緯を事細かに写真などをつけながら7ページほど書きました。一般的には2~3ページほどでいいそうです。
提出する書類は、変わる場合もあるので出入国在留管理庁の公式ホームページから確認することをおすすめします。
初めての申請のときは、提出する書類の多さに圧倒されますが、2回目以降は更新で済むのでそこまで大変ではありません。最初だけ頑張ってください。
私は、かなりの心配性なので少しでも提出する書類に不安があると追加の書類を提出しました。もし、下記のケースに当てはまる方は参考にしてみてください。(あくまで私の体験として参考に読み進めてください。)
ケース① 納税証明書が提出できない
たとえば、日本での滞在費用を証明する資料では、課税(又は非課税)証明書と納税証明書を提出するように書いてありますが、私はそれがなかったので預金残高の写しや採用内定通知書とともに、課税証明書と納税証明書が提出できない理由を別紙で作成し提出しました。(ワードで課税・納税証明書に関する説明書というタイトルで書きました。以下参考:課税・納税証明書に関する証明書の書き方(別のタブで開く))
ケース② アパートを借りていない
当時は、社宅に住んでいて、とても2人で住めるようなところではありませんでした。しかし、申請書には、所在地について書かなくてはいけなかったため、こちらも別紙で説明書を作成しました。本来は、配偶者を呼び寄せる準備ができている状態、つまり二人で住む場所を用意している状態で申請するとのことです。
住むところくらい一緒に選びたいし、時間も余裕がないという人は、別紙の説明書を書くことをおすすめします。
ケース③ 言語能力について
これは、質問書で詳しく聞かれる内容で、相手の言語をどれだけ話せるかという質問です。
国際結婚で日本に配偶者を呼び寄せる場合、日本語が話せる配偶者の方が好ましいです。しかし、夫は話せなかったので、日本語学習の意思があるというように書きました。
また、TOEICや英検などを持っている人は追加で提出するのもありです。(私はそうしました。)
私の場合もそうでしたが、申請必要書類が出せない場合や少しでも内容に不安がある人でも、追加の書類を作成する、説明書をつけるといった対応をすれば全く問題ないはずです。
かなり時間はかかりますが、(私はかかりましたが、)丁寧に取り組めば大丈夫です!
申請と許可(約1ヶ月)
申請には、オンラインと直接窓口で渡す方法があります。
私は、直接入管に行って提出しましたが、待ち時間が2、3時間はかかったかなと思います。ただ直接渡したという実感があるので私は窓口にいく方が好きです。
流れは、提出書類をもって入管へ→書類提出→後日、結果のハガキが届く→入管に行って在留カードを取りにいくという感じです。だいたい申請して1ヶ月で完了です。
オンラインで申請したこともありますが、マイナンバーの読み取り機を買わなくてはいけなかったり、ソフトをダウンロードしなくちゃいけなかったり、結構大変でした・・・。
オンラインの場合、申請状況を確認できるのですが、2ヶ月たっても許可が降りていなくてかなり焦りました。本来なら全てネットで完結するはず(在留カードも郵送してもらえる予定だったの)でしたが、結局取りに行くことになりました。(明日取りに行かないと不法滞在になりますよって言われ、本当にビビりました。笑)
こんなトラウマがあるので私は直接窓口派です笑。
更新について
さきほどオンライン申請の話をしましたが、2回目以降は在留カードが切れる1ヶ月前には、更新の手続きをする必要があります。更新はそれほど大変ではなく、提出する書類も少ないです。(あの面倒だった質問書はもう書かなくていい!)
必要書類:在留資格と必要書類一覧(別のタブで開く)
(在留期間更新許可申請のところをみてください!)
更新の頻度
在留期間は、1年、3年、5年となっています。初めての申請の時は、5年を希望しても基本的には1年になるそうです。(夫もそうでした。)夫の場合、2回更新してやっと在留期間が3年になりました。
この在留期間の決定は、人によるそうです。何年たっても1年しかもらえない人もいるみたいです。
おわりに
今回は配偶者ビザの申請についてお話ししました。
いろんな情報があって混乱するかとは思いますが、ご自身の状況と照らし合わせて使えそうなところだけ見ていただければと思います。
あくまで私の体験ですので、わからないことは直接問い合わせるのが一番です。
(問い合わせ先:外国人在留支援センター(別のタブで開く))
書き方については、私がよく利用させてもらったサイトを添付させていただきます。
→参考にしたサイトです:提出書類の書き方
読んでいただきありがとうございました。